※本記事はサンプル店舗をもとにした想定事例です。
美容室で回数券を導入している店舗は、実はまだ少ない。
「美容室に回数券は合わない」と思っているオーナーも多い。しかし実際に導入してみると、売上の安定とリピート率の向上に大きく貢献するケースが多い。今回は都内の小規模美容室が回数券を導入した事例を紹介する。
なぜ美容室に回数券が合うのか
美容室は定期来店が前提の業種だ。
カットなら1〜2ヶ月に1回、カラーなら2〜3ヶ月に1回――お客様は定期的に来店する。この定期来店のサイクルを回数券で「前払い」にしてもらうことで、売上が安定する。
たとえばカット5回券を20,000円で販売すれば、1回あたり4,000円。通常料金が4,500円なら500円お得だ。お客様にとってはお得で、店舗にとっては売上が先に入る。双方にメリットがある。
さらに回数券を持っているお客様は「使い切らないともったいない」という心理が働く。来店頻度が上がり、他の店舗に浮気しにくくなる。リピート率の向上に直結する。
マタキテ・パス導入前の悩み
都内で夫婦2人で営む小規模美容室を経営するFさん(仮名)は、以前から回数券の導入を考えていた。しかし踏み切れなかった理由がある。
管理が大変そうだった
紙の回数券で複数のお客様を管理するイメージが湧かなかった。カット券・カラー券・トリートメント券など複数種類になると、誰がどの券を何枚持っているか把握するだけで大変だと思っていた。
施術中に確認作業をする余裕がない
夫婦2人で運営しているため、施術中は片方が手を離せない。紙の回数券を確認しながら対応する余裕がない場面が多い。
有効期限のトラブルが怖かった
美容室は来店頻度が低めだ。有効期限を設定すると使い切れないお客様が出て、トラブルになるのが怖かった。
マタキテ・パスを試してみた
マタキテ・パスの無料トライアルを始めたのは、知人の美容師から「使ってみたら意外と簡単だった」と聞いたことがきっかけだった。
設定は週末の午後に完了した。カット5回券・カラー5回券・トリートメント3回券の3種類を登録して、常連のお客様20名にQRコードを発行した。翌週から運用を開始した。
「最初の1週間で5名のお客様が回数券を購入してくれた」とFさんは話す。「説明も簡単で、お客様も『スマホで管理できるなら便利ね』と喜んでくれた」
回数券・ポイントカード・会員証を、1つのアプリで管理する
マタキテ・パスの詳細を見る →マタキテ・パス導入後に変わったこと
施術中でも片手でスキャンできる
マタキテ・パスはQRコードをスキャンするだけなので、施術の合間に片手でさっと対応できる。紙の回数券を出してもらって確認して記入して返す、という手間が完全になくなった。
複数の回数券を一元管理できた
カット券・カラー券・トリートメント券を持っているお客様でも、画面を見れば全て一目でわかる。「今日はカラーなので、カラー券を消化しますね」という対応がスムーズになった。
売上が安定した
マタキテ・パス導入3ヶ月後、回数券を持っているお客様が35名になった。1人あたり平均15,000円分の回数券を購入しているため、未使用残高は約525,000円だ。これは「確実に来店してくれるお客様」の数字だ。
「以前は月の売上が読めなかった。今は回数券を持っているお客様の数を見れば、ある程度の売上が予測できる。精神的にとても楽になった」とFさんは話す。
有効期限のトラブルがなかった
150日(約5ヶ月)の有効期限を設定したが、期限切れのトラブルは3ヶ月で1件だけだった。しかもその1件は、期限7日前の通知メールを見たお客様が来店してくれたため、使い切ることができた。
回数券の価格設定について
Fさんが設定した回数券の価格はこうだ。カット5回券は通常22,500円のところ20,000円(11%割引)。カラー5回券は通常32,500円のところ29,000円(11%割引)。トリートメント3回券は通常12,000円のところ10,500円(13%割引)だ。
「10〜15%の割引なら、お客様にとってもお得感があって、店舗にとっても利益が出る。この範囲が最適だと感じている」とFさんは言う。
まとめ
- 美容室は定期来店が前提の業種で、回数券との相性は実は非常に良い
- 片手でQRスキャン1秒で完了。施術の邪魔にならない
- カット・カラー・トリートメントなど複数種類を一元管理できる
- 3ヶ月で35名が購入し、未使用残高525,000円=確実な将来売上が生まれた
- 有効期限トラブルは3ヶ月で1件のみ。期限前通知がトラブルを防いだ
- 10〜15%の割引設定が店舗・お客様双方にとって最適なバランスだ
「美容室に回数券は合わない」と思っていたFさんが、今では「もっと早く導入すればよかった」と話している。デジタル化が、その一歩を踏み出しやすくする。