ネイルサロンは、回数券との相性が非常に良い業種だ。
月1〜2回の定期来店が多く、施術単価が5,000〜15,000円と高め。回数券でまとめて購入してもらうことで、売上の安定とリピート率の向上が同時に見込める。
しかし実際に回数券を運用してみると、思わぬ悩みが出てくる。今回はネイルサロンならではの回数券管理の悩みと、その解決方法を具体的に考えたい。
ネイルサロンならではの悩み
施術中に両手が使えない
ネイルサロンで最もよくある悩みがこれだ。
施術中はお客様の手を持っているため、スタッフもお客様も両手が使えない。回数券の確認・スタンプ押印・残数の記入――これらの作業を施術の合間にやろうとすると、どうしてもバタバタしてしまう。
施術前に確認しようとしても、お客様がバッグから回数券を出す間、手持ち無沙汰になる。この数十秒の空白が、意外と気まずい。
複数コースの回数券が混在する
ネイルサロンはコースが多い。
ジェルネイル・ケアのみ・フット・オフのみ――コースごとに単価が違うため、回数券も複数種類になりやすい。「ジェル10回券・50,000円」「フット5回券・25,000円」「ケア10回券・20,000円」を同時に持っているお客様もいる。
紙で管理すると、どのお客様がどのコースの何回券を何枚持っているか、把握するだけで一苦労だ。スタッフが複数いる場合、担当が変わるたびに確認作業が発生する。
有効期限のトラブルが起きやすい
ネイルは月1〜2回来店が多いため、10回券を使い切るのに5〜10ヶ月かかる。有効期限を設定すると、使い切れないお客様が出やすい。
「有効期限が切れてしまったんですが、使えませんか?」という問い合わせが月に1〜2件発生している、というサロンも多い。
マタキテ・パス導入(デジタル化)で何が変わるか
施術中でもQRコードスキャン1秒で完了
お客様がスマホの画面を見せる。スタッフが片手でスキャンする。それだけで残数確認と消化が完了する。
両手が使えなくても問題ない。施術前のバタバタがなくなり、スムーズに施術に入れる。お客様の待ち時間も短縮される。
複数コースを一元管理
ジェル10回券・フット5回券・ケア10回券――複数の回数券を一人のお客様に紐づけて管理できる。担当スタッフが変わっても、画面を見れば全員が同じ情報を確認できる。
「前回どのコースで何回消化しましたっけ?」という確認がなくなる。
有効期限7日前・3日前に自動通知
マタキテ・パスでは、回数券の有効期限が近づいたお客様に自動でメールを送る機能を実装予定だ。「もうすぐ期限が切れますよ」と事前にお知らせすることで、トラブルを未然に防ぐ。
お客様にとっても「わざわざ知らせてくれた」という印象になり、サロンへの信頼感につながる。期限切れ前の来店を促す効果もある。
回数券・ポイントカード・会員証を、1つのアプリで管理する
マタキテ・パスの詳細を見る →ネイルサロンDさんの事例
都内で3名のスタッフで運営するネイルサロンを経営するDさん(仮名)は、4種類の回数券を紙で管理していた。
月の来店者数は約80名。スタッフ3名が担当するため、「このお客様の残数は?」という確認が毎日発生していた。月に3〜4件は残数の食い違いが起きていた。
マタキテ・パスを導入して最初に感じたのは「スタッフ間の情報共有が楽になった」ことだったという。
「以前は紙の台帳を見ながら確認していたので、担当が変わると必ず確認作業が入っていた。今は画面を見れば全員が同じ情報を確認できるので、確認ミスが完全になくなった」
マタキテ・パス導入3ヶ月後のデータを見ると、月の来店者80名のうち回数券を持っているお客様が65名(81%)になっていた。導入前は50名(63%)だったので、18ポイント上昇していた。
「回数券を持っているお客様は来店頻度が高い。データで確認できたことで、回数券の販売に力を入れようという気になった」とDさんは話す。
まとめ
- 施術中でもQRコードスキャン1秒で残数確認・消化が完了。両手が使えなくても問題ない
- 複数コースの回数券を一人のお客様に紐づけて一元管理できる
- 担当スタッフが変わっても全員が同じ情報を見るから確認ミスがなくなる
- 有効期限7日前・3日前の自動通知でトラブルを未然に防ぐ(実装予定)
- 回数券保有率が63%→81%に上昇し、リピート率の向上につながった
施術中の事務作業という重りをインターネット上の安全な金庫に預け、ネイリストがお客様の手だけに集中できる環境をマタキテ・パスが作る。