100本目の記事を、開発者として書く。

これまでの99本は、業種別の活用事例や機能の説明に費やしてきた。しかしこの最後の1本は、少し違う話をしたい。なぜ私がこのアプリを作ったのか、という話だ。

一人のエンジニアが「回数券」を書き続けた理由

私は普段、東証プライム上場のIT企業でエンジニアとして働いている。大規模なシステムの設計や開発に携わり、テクノロジーの最前線に身を置いている。

しかし仕事を離れれば、休日に通う馴染みのカフェがある。仕事帰りに立ち寄る夜の街の小さなバーがある。地元で長年続くパン屋がある。そういう個人店を、心から愛している。

ある日、いつものパン屋でスタンプカードを出した。店主が慌ただしくスタンプを押し、残り枚数を数え直す。その数秒の間、店主の目は私ではなく、カードに向いていた。

その瞬間、強烈な違和感を覚えた。

この人は、本来であればパンの話をしたいはずだ。今日のおすすめを教えたいはずだ。しかし事務作業が、その時間を奪っている。IT業界の最前線にいる私には、この問題を解決できる技術がある。なぜ誰もやらないのか。

それがマタキテ・パスの始まりだ。

紙の回数券が抱える、静かなる「限界」

「カードを失くした」「残数が合わない」「期限がいつか分からない」

こうした無粋なトラブルは、店主とお客様の間に築かれた信頼に、小さな亀裂を入れる。どちらも悪くない。ただ、紙という脆弱な媒体に、大切な記録を預けていることが問題なのだ。

財布をパンパンにするカード。雨に濡れてボロボロになる台帳。洗濯してしまった回数券。これらは単なる「不便」ではなく、店主とお客様の関係に毎回小さなノイズを生み出している。

そのノイズを、なくしたかった。

マタキテ・パスで変えたかった「あたりまえ」

私がマタキテ・パスで実現したかったのは、単なるデジタル化ではない。

QRコードを一度読み取るだけで、回数券の消化とポイントカード機能による来店ポイント付与が流れるように完結する。お客様を特定した状態を保持したまま、一連の操作が終わる。財布もカードもペンも不要だ。

すべての記録は、インターネット上の安全な金庫に預けられる。改ざんも紛失もない。店主もお客様も、記録のことを心配しなくていい。

そして10回通い続けたお客様の画面に「⭐ 祝!VIP昇格」が輝いたとき(実装予定)、店主は自信を持って言える。「今日からVIPです。お祝いに、これをどうぞ」と。

デジタルが根拠を与えるから、店主は迷わず「ひいき」ができる。その「ひいき」の積み重ねが、お客様を一生のファンに変えていく。

これが、私が実現したかった「あたりまえ」だ。

ITは、大企業のためだけにあるのではない

上場企業のエンジニアとして感じてきたことがある。

大企業は、最新のテクノロジーを惜しみなく使えている。効率化が進み、データが蓄積され、意思決定が速くなる。しかし街の個人店には、その恩恵がほとんど届いていない。

理由はシンプルだ。高すぎる。複雑すぎる。導入コストが重すぎる。

マタキテ・パスは、その壁を壊すために設計した。300名まで月3,000円。アプリのダウンロード不要。チケット販売手数料ゼロ。お客様が減れば料金も下がる。

「高額なシステムは大企業のもの」という常識を、変えたかった。

回数券・ポイントカード・会員証を、1つのアプリで管理する

マタキテ・パスの詳細を見る →

100本の記事を書き終えて

この100本の投稿は、マタキテ・パスという旗を立てるための、長い準備だった。

整体院、パン屋、シーシャバー、パーソナルジム、ピアノ教室。業種は違っても、共通する課題があることがわかった。店主が本来向き合うべき「お客様」ではなく、「事務作業」に時間を取られているという課題だ。

その課題を解決するために、マタキテ・パスは存在する。

10年後も、あの店がまだそこにある。街の灯が消えずに続いている。そのために、このアプリは作られた。

店主へ、直接伝えたいこと

マタキテ・パスは今この瞬間も進化を続けている。

月額は登録お客様数に応じた変動型で、300名までは月3,000円。お客様が増えれば料金は上がるが、減れば料金も下がる。チケット販売手数料はゼロ。売上から引かれるのはカード会社の3.6%のみ。アプリのダウンロードは不要。お客様はスマホのQRコードを提示するだけで使い始められる。

まずは30日間、無料で試してほしい。

紙の回数券を卒業し、お客様との絆をインターネット上の安全な金庫に預けたいと願うすべての店主へ。私と一緒に、あなたの店の「新しいあたりまえ」を始めよう。

まとめ

事務はアプリに。店主は、その道のプロとして。マタキテ・パスは、あなたの店の変わらない価値をデジタルの確実さで支え続ける。100本の記事を書き終えた今、私はふたたび開発に戻る。あなたの店のために。